政治

中国・台湾の草刈り場「カリブ地域」で何が起きているのか

2021年10月7日


<span>中国・台湾の草刈り場「カリブ地域」で何が起きているのか</span>
中国が携わるアンティグア・バーブーダの発電プラント(筆者提供、以下同)

世界に15カ国ある台湾支持国のうち5カ国が加盟する「カリブ共同体(カリコム)」は、中台外交競争の主戦場の一つだ。経済・医療支援に力を入れる中国が優勢だが、中台を天秤にかけて自国に有利な条件を引き出そうとする各国の強かな面も垣間見える。

 

 台湾が外交関係を持つ国は2021年10月現在、世界全体で15カ国に上る。このうち9カ国がラテンアメリカ・カリブ(LAC)地域に属する。さらにそのうちの5カ国が、小島嶼開発途上国・低海抜国が集まるカリブ地域の地域機構「カリブ共同体(カリコム)」の加盟国だ。

 カリコムの独立加盟国14カ国のうち、セントクリストファー・ネービス(セントキッツ)、セントビンセントおよびグレナディーン諸島(セントビンセント)、セントルシア、ハイチ、ベリーズが台湾を支持し、残りの9カ国が中国を支持している(表1)。

 

 とはいえセントルシアは、台湾から中国に切り換えた後、再び台湾との関係を復活させるなど、一筋縄ではいかない。……

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