政治

戴くべきは安倍氏か福田達夫氏か:衆院選後に幕が開く自民党「清和会」の亀裂暗闘

2021年10月18日

「チルドレン」のいる最大派閥に戻ることでキングメーカーへの色気を見せる安倍氏に対し、福田赳夫元総理の「直系」福田達夫総務会長を担ごうとする勢力も。派閥結成時まで遡る2つの血筋の対立は、多くの報道で「3A」が操ったとされる岸田人事にも少なからぬ影響を与えていた。

 衆議院が解散した10月14日の直前の週末、自民党は全小選挙区を対象にした詳しい情勢分析を行っている。そのレポートによれば、今回の選挙を経て、自民党は現有276議席から21ほど議席を減らし、255議席となる見込みだという。

 これは「勝った、勝った」と、大はしゃぎする数字ではないものの、「与党で過半数(233議席)獲得」を勝敗ラインとした岸田・新内閣にとって、一応、国民の信任を得たと言える形になるわけだ。

 しかし、自民党の重鎮の一人は「まだまだ楽観はできない」と警戒する。

「獲得できる見込みの255議席の中には、当落線上ギリギリで、立憲民主と競っている21の小選挙区が含まれています。現在の予想は当落半々といったところですが、もし選挙戦の中で、自民党に逆風が吹くような事態が起きれば、全員が落選してしまうので、予断を許さないのです。とはいっても、菅政権のままの選挙だったら、自民党はマイナス60議席ぐらいの結果が待っていたはずです。単独過半数は夢のまた夢で、自公連立で過半数ギリギリなんてこともあり得たのだから、それに比べればね……」……

おすすめの記事

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

おすすめの動画

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

ニュースレターを購読する

新潮QUEは、「問う力」を養っていくためのサブスクリプションサービスです。

無料登録する