政治

韓国大統領選:レイムダック化しない文在寅を支える「盧武鉉の票」はどちらに動くか

2022年3月7日


<span>韓国大統領選:レイムダック化しない文在寅を支える「盧武鉉の票」はどちらに動くか</span>

大統領選挙が超接戦となる一方で、現職支持率が高止まりを続けるという異例の事態が起きている。背景として見逃せないのが、故・盧武鉉元大統領に対する支持政党を超えたシンパシーだ。「盧武鉉の影法師」と呼ばれた文在寅大統領を軸にした、「記憶の政治」の影響を読み解く。

 日本においては日韓関係を史上最悪の状態に陥らせた大統領というネガティブなイメージしかない文在寅(ムン・ジェイン)大統領だが、通例ではレイムダック化が進むはずの任期末期に至っても、韓国ではなお影響力を保っている。

前例のない高い支持率

 任期残り3カ月を切った時点で、文大統領の支持率はいまだ40%を超えている。同氏はこの異例の高い支持率を長期に亘って維持してきた。

図1は、昨年9月1週目から今年3月1週目までの大統領の支持率推移を示している(NBS「全国指標調査」3月3日)。

 

「支持する」は39%から47%の間で推移し、平均支持率は約43%を記録している。これは2017年の大統領選で文大統領が獲得した41.09%の得票率を上回る。就任直後の80%を超える支持率に比べると半分まで減ったものの、他の調査でも40%前後で推移する傾向がみられ、堅調な支持が続いていることがわかる。この40%前後という数字をどうみればいいのか。……

おすすめの記事

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

おすすめの動画

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

ニュースレターを購読する

新潮QUEは、「問う力」を養っていくためのサブスクリプションサービスです。

無料登録する