日本においては日韓関係を史上最悪の状態に陥らせた大統領というネガティブなイメージしかない文在寅(ムン・ジェイン)大統領だが、通例ではレイムダック化が進むはずの任期末期に至っても、韓国ではなお影響力を保っている。
前例のない高い支持率
任期残り3カ月を切った時点で、文大統領の支持率はいまだ40%を超えている。同氏はこの異例の高い支持率を長期に亘って維持してきた。
図1は、昨年9月1週目から今年3月1週目までの大統領の支持率推移を示している(NBS「全国指標調査」3月3日)。
「支持する」は39%から47%の間で推移し、平均支持率は約43%を記録している。これは2017年の大統領選で文大統領が獲得した41.09%の得票率を上回る。就任直後の80%を超える支持率に比べると半分まで減ったものの、他の調査でも40%前後で推移する傾向がみられ、堅調な支持が続いていることがわかる。この40%前後という数字をどうみればいいのか。……