政治

【緊急対談】ロシア軍「不可解な作戦」から見えるプーチンの本音(下)

2022年5月10日

プーチンには、力と力で殴り合うような古典的戦争を嫌う傾向も見えている。今後のドンバス攻勢でも自ら守勢に入る可能性があるが、それはゲームチェンジャーとしての生物化学兵器や核の使用にさらに近づくシナリオだ。(前半はこちらのリンク先からお読みいただけます)

 

精密誘導兵器による市民も含めた戦略爆撃

高橋 ロシアの空爆について議論しましょう。

 初動の空爆のターゲットがすごく分散されていたという点は、私も同感です。たとえば私たちが中国の戦い方を考える時の基本的な発想は、ミサイルがまず飛行場とレーダーに飛んできて、日米の航空戦力を破壊し尽くすだろうと。その上で爆撃機による空爆が始まるのだろうと想定しています。ロシアも同じような作戦をするのかと思っていました。ところが、ウクライナ戦争の開戦時は、都市攻撃と軍事目標攻撃が分散された形で、どちらも効果は中途半端だったように見える。 

 さらに、精密誘導兵器を使って市民を爆撃するという発想が、西側の軍事理論に親しんでいる私にはありませんでした。……

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