政治

北朝鮮「党・軍・内閣」大幅人事:照準は「未曽有の国難」打開(中)

2022年6月26日


<span>北朝鮮「党・軍・内閣」大幅人事:照準は「未曽有の国難」打開(中)</span>

金正恩党総書記と7人の書記局員が、党と国家をリードする。党内はもちろん軍の綱紀粛正・統制強化を図る人事配置だが、一方で国際担当と対南担当の書記は不在。当面は国内の難局対応に終始し、外交面での大きな動きはない可能性が高い。(上編はこちらのリンク先からお読みいただけます)

6月12日に開かれた朝鮮労働党中央委書記局会議。左が金正恩党総書記(『労働新聞』HPより)

 北朝鮮メディアは6月13日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の司会で同12日、朝鮮労働党中央委書記局会議が開かれたと報じた。党中央委総会(6月8~10日)に続く会議で、ここで党書記局の陣容などが浮かび上がった。

 会議に参加したのは金党総書記のほか、趙甬元(チョ・ヨンウォン)、朴正天(パク・ジョンチョン)、李炳哲(リ・ビョンチョル)、李日煥(リ・イルファン)、金才龍(キム・ジェリョン)、全(チョン)ヒョンチョル、朴泰成(パク・テソン)の7氏だった。

 今回の党中央委総会で党中央検査委員会委員長が鄭(チョン)サンハク氏から金才龍氏に、党経済部長が呉秀容(オ・スヨン)氏から全ヒョンチョル氏に交代したのに伴い、鄭サンハク、呉秀容両氏が党書記を解任され、金才龍、全ヒョンチョル氏が党書記局入りした。また、一時失脚したものの返り咲いた朴泰成氏が党書記になったことを考えれば、党科学教育部長を兼務していた太亨徹(テ・ヒョンチョル)氏が党書記を解任され、朴泰成氏が科学教育部門を担当することになったとみられる。

 整理すると、7人の書記の担当分野は、趙甬元党政治局常務委員(人事)、朴正天党政治局常務委員(軍事)、李炳哲党政治局常務委員(軍需)、李日煥党政治局員(宣伝扇動)、金才龍(規律)、全ヒョンチョル党政治局員(経済)、朴泰成党政治局員(科学教育)となったとみられる。2021年1月の第8回党大会の人事では李炳哲氏が軍事・軍需をすべて担当していたが、軍事部門を軍事と軍需に分けて、朴正天氏、李炳哲氏にそれぞれ担当させたようだ。……

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