5月27日、ドイツ連邦経済・気候保護省(BMWK)は「新疆ウイグル自治区に事業所を持つドイツ企業に対し、中国での投資プロジェクト4件の投資保証を延長しないことを決めた」と発表した。
同省の広報官は企業名を公表しなかったが、ドイツのメディアはこの企業が欧州最大の自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)であると指摘している。VWも、政府に対して投資保証の延長を申請したことを認めている。
VWは2013年以来、中国の自動車メーカー上海汽車集団(SAIC)と共同で新疆ウイグル自治区に建設した工場で、自動車の組み立てを行っている。VWはSAICとともに上汽大衆汽車という合弁企業を設立している。外国の自動車メーカーの中で、新疆ウイグル自治区に工場を持っているのはVWだけだ。
投資保証は、ドイツ企業が新興国などに投資する場合に、資産の国有化や没収、戦争、テロなどによる経済損害のリスクをドイツ政府が保証する制度。政府は2021年末の時点で、ドイツ企業の世界各地での投資について、合計約26億ユーロ(3640億円・1ユーロ=140円換算)相当の保証を与えている。……