政治

【Exclusive】ロシア「ソユーズ・ロケット」の代替候補に浮上したスペースX 

2022年8月19日

ロシア・ウクライナ戦争によって宇宙分野でのロシアと欧米の協力関係にも亀裂が生じている。欧州宇宙機関とロシアが共同で運用してきた人工衛星や宇宙船の打ち上げ用ロケット「ソユーズ・ロケット」も使用できない状態が続く。後継ロケット「アリアン6」の実用化が遅れる中、代替候補として浮上したのがスペースXの「ファルコン9」だ。

 

[パリ発(ロイター)] 欧州宇宙機関(ESA)は、イーロン・マスク氏率いるスペースXと技術面での予備協議に入り、ロシアによるウクライナ侵攻後に使用できなくなっているロシアのソユーズ・ロケットに代わり、スペースXの打ち上げ用ロケットが一時的に使用される可能性が出てきた。 

日本のH3ロケットも選択肢の1つ 

 宇宙分野の欧州最大手アリアンスペースに対抗する米スペースXは、日本やインドを横目にソユーズの穴を一時的に埋める主要候補として浮上してきた。ただし最終決定は、実用化が遅れているアリアン6ロケットのスケジュール次第だ。 

「我々が検討している選択肢は2つ半と言えますね。1つがスペースXであることは明らかですが、もう1つは日本かもしれません」と言うのは、ESAのヨーゼフ・アッシュバッハー長官。「ただ、日本は次世代ロケットH3の初号機打ち上げを待っているところ。そこでもう1つの選択肢としてインドもあり得ます。このなかで最も実用に近い段階に達しているスペースXが、代替ロケットの最有力候補と見られていると言っていいでしょう」 ……

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