政治

上海協力機構で進む「ロシア離れ」と地域大国による「対中牽制」

2022年10月21日

ロシア・ウクライナ戦争下で開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議は、中央アジア諸国の「ロシア離れ」を印象づけた。その一方で中国が存在感を増すが、新たに加盟することになったイランの存在は中央アジア諸国にとって、「対中牽制」の意味を持つという。

 

 2022年9月15日・16日に、ウズベキスタンのサマルカンドで上海協力機構(SCO)首脳会合が開催された。

 SCO加盟国外にとっての一番の関心事が何よりもロシアによるウクライナ侵攻の影響であったことには異論がないであろう。とくに、ゼロ・コロナ政策を進める習近平・中国国家主席の2年8カ月ぶりになる外遊で、ウラジーミル・プーチン大統領とどのような対話がなされるのかに注目が集まった。

 他方で、SCO首脳会合の開催前日にキルギスとタジキスタンで国境紛争が起き、SCOの問題解決能力も焦点となった。さらに、SCOそのものに関しては、イランの正式加盟や加盟国の増加に伴うSCOの変化などが一番の議題であった。……

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