政治

中朝貿易の「変化」が示唆する中露の政策転換

2022年10月26日


<span>中朝貿易の「変化」が示唆する中露の政策転換</span>

新型コロナによる国境封鎖は、中国に多様な物資を頼ってきた北朝鮮経済に大きな打撃を与えた。その実態と中国の対北朝鮮政策の変化を、コロナ以降の中朝貿易の推移から読み解く。

 

 中国・遼寧省の丹東市と北朝鮮・平安北道の新義州市の間には、日本時代に建設された「中朝(朝中)友誼橋」があり、鉄道と道路で結ばれている。

 北朝鮮は2022年1月中旬、新型コロナウイルス(COVID-19)の防疫措置によって2年以上も封鎖していた国境を開き、中朝を結ぶ鉄道輸送を再開した。その後、4月下旬に中国側の丹東市でCOVID-19患者が発生すると鉄道輸送を停止し、8月初めの終息宣言を経て9月26日に再び鉄道輸送が復活した。

 筆者は中朝貿易の推移と鉄道輸送復活後の変化から、中国さらにロシアが北朝鮮に対する積極関与政策に転じた可能性を論じたい。……

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