150万人規模の避難民を受け入れ、人道支援の最前線を担ってきたポーランドで「支援疲れ」が広がっている。ボランティアや寄付は息切れが目立ち、資金難に陥る学校も。支援団体は政府に、そして政府は避難民に負担増を求め始めた。
存続に揺れるウクライナ避難民学校
2月16日、ポーランドの首都ワルシャワ市内の3階建て雑居ビル。看板はないが、1階にウクライナとポーランドの小さな旗が一組掲げられている。ウクライナの教育カリキュラムをウクライナ語で学ぶ学校だ。
冬休み中にもかかわらず、教室ではウクライナから避難してきた高校生ら11人がイラストの描かれたカードを机に並べていた。「歯科医」「美容師」といったポーランド語が書かれた紙をイラストに重ねていく。男子生徒は「ポーランド語を学び始めてまだ1カ月くらいです」と照れながら話した。……