『計算する生命』が注目を集める独立研究者・森田真生氏が、長く親交のある「スマートニュース」創設者で『なめらかな社会とその敵』著者の鈴木健氏と京都・法然院で対談。〈300年後の社会〉に希望を見出すため、世界を分断する壁を「なめらかに」解消する方法を模索する。
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鈴木健さんは少年時代にドイツに住み、ベルリンの壁が崩壊する直前に、壁を自分の目で見、自分の手で触れたという。その4ヶ月前に、東ベルリンから西ベルリンに脱出しようとして、胸を撃たれて亡くなった二十歳の若者がいたという。一方、日本人である鈴木健さんは、チェックポイント・チャーリーという検問所を通り、西ベルリンから東ベルリンに日帰りで入ることができた。
5ヶ月後、ベルリンの壁は崩壊する。東ベルリンの人々は、簡単に西ベルリンに入れるようになった。壁を挟んで東西離れ離れとなり、それまで会えないままでいた家族や親族は、再び会うことができるようになった。……