(前篇「300年後に「なめらかな社会」をつくるには」からつづく)
2013年に「スマートニュース」創設者・鈴木健氏の『なめらかな社会とその敵』が刊行された際、大きな話題を呼んだ。それから約10年の時を経て昨年文庫化。そのあいだにも世界の分断は大きく進んでしまった。我々はその現実の前に膝を付くしかないのだろうか。〈ひとりひとりが生きやすい、居場所が見つけられる社会〉という、現実に負けない理想を独立研究者・森田真生氏と語り合った。
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森田 今回の文庫化まで10年の歳月が流れたわけですが、単行本の刊行当時と比べたとき、現在はどのような心境でいらっしゃいますか。……