独右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の支持率が第2位にまで上昇し、来年の3つの州議会選挙で勝者となる可能性が出てきた。「ナチスの過去との対決」を地道に続けてきたドイツで右翼政党が躍進する理由は、市民の現政権の難民政策・経済政策への強い不満だ。
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約1年半で支持率が10ポイント増加
ドイツの世論調査機関アレンスバッハ人口動態研究所は、毎月政党支持率に関する世論調査結果を発表している。同研究所が今年10月6日~19日に1010人の市民を対象に行った世論調査によると、AfDの支持率は19%で、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の34%に次いで第2位だった。
AfDの支持率は、去年5月の9%から今年10月までに10ポイントも増えた。逆にオラフ・ショルツ首相率いる社会民主党(SPD)の支持率は、同じ時期に24%から17%に7ポイント下落した。緑の党の支持率も、同時期に20.5%から13%に7.5ポイント減った。連立与党の一党・自由民主党(FDP)への支持率も同時期に8%から5%に下がった。ドイツでは選挙で得票率が5%を割ると、議会に会派として議席を持てなくなるので、FDPは風前の灯火だ。SPD、緑の党、FDPの三党の支持率を合計しても35%にしかならず、過半数には達しない。……