政治

台湾総統選まで1カ月、ラストスパートを前に「副総統候補」決定で支持層に変化の兆し

2023年12月13日


<span>台湾総統選まで1カ月、ラストスパートを前に「副総統候補」決定で支持層に変化の兆し</span>
民進党の総統・副総統候補が並ぶ選挙ポスターには「正しい人を選び正しい道を行こう」とのスローガンが(台北市内にて筆者撮影)

総統選の候補登録日ギリギリまで駆け引きが続いた野党同士の連携は破談となった。結果、与党・民進党がさらに有利となる一方、国民党は支持率上昇、民衆党は下落と野党側では明暗が分かれた。出馬を断念した鴻海精密工業の郭台銘氏の支持層は国民党に流れると予想される。ただし、同日実施の立法委員選挙では、選挙区によっては野党共闘が成立する見込みで、主要3党のパワーバランスが最終的にどう落ち着くかは蓋を開けるまでわからない情勢だ。

 残るところ約1カ月。2024年1月13日に迫った台湾総統選挙は、同時に行われる立法委員(国会議員)選挙の候補者名簿も11月24日に出そろい、最終段階に入ろうとしている。

 野党連立で選挙を有利に進めようと画策した国民党と民衆党の話し合いは破談に終わり、なかなか明らかにならなかった主要3党の総統・副総統のペアが顔をそろえた。

 与党・民進党の頼清徳総統候補(64)には現職の駐米台北経済文化代表処代表(事実上の駐米大使)の蕭美琴氏(53)、国民党の侯友宜候補(66)にはメディアにも多く登場する趙少康氏(73)、民衆党の柯文哲候補(64)には新光財閥のプリンセス、呉欣盈氏(45)が副総統候補として届け出た。国民党を除いて副総統候補は女性となった。

 また、鴻海科技・鴻海精密工業の創業者の郭台銘氏(73)は結局立候補しなかった。「勝てないレースには参加しない」とばかりに、最後まで闘うことを放棄した形だ。……

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