政治

【Analysis】アルゼンチン・ミレイ新大統領の「ミッション・インポッシブル」に夢見る投資家

2023年12月24日

アルゼンチン経済を再び上昇気流に乗せることは「ミッション・インポッシブル」と思えるかもしれない。だが、長きにわたって苦められた投資家たちは、失敗続きの過去の政権と違ってハビエル・ミレイ新大統領は結果を出すという夢を、なんとか頑張って見ようとしている。

[ロンドン発/ロイター]12月10日に就任したミレイ大統領は、債務不履行の常習犯でありながら南アメリカ第2の経済をもつアルゼンチンにショック療法を施そうとしている。手始めは、通貨ペソを対ドルで54%切り下げることと大幅な歳出削減だ。

 11月の決選投票でミレイが勝利して以降の投資家心理を反映するように、アルゼンチン国債は12月はじめ25%上昇、決選投票の時点と比べると40%も上昇した。

 IMF(国際通貨基金)は、ミレイの計画は近年のアルゼンチンの挫折からの「大胆な第一歩」だとして歓迎している。IMFからの440億ドルの融資がアルゼンチン経済の崩壊を食い止めてきた。経済を軌道に乗せるため、IMFは「急いで」仕事をすると約束しており、これはミレイの耳にやさしく響く。なぜなら1月には、アルゼンチンは20億ドル近くをIMFに返済しなければならないからだ。

 エイゴン・アセット・マネジメントで新興国債券部門を率いるジェフ・グリルズは、これまでのところ新政権は「正しい選択」をして、必要な発信を続けてきたと評価する。……

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