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Vol. 1

【北海道編】進学会vs練成会vs“道外勢力” 「北大帝国」が築く塾・予備校の熾烈な勢力争い

2026年5月19日


<span>【北海道編】進学会vs練成会vs“道外勢力” 「北大帝国」が築く塾・予備校の熾烈な勢力争い</span>
北海道大学を頂点に独自の教育市場が成り立つ

いくら少子化の時代といえど、受験生あるところに塾・予備校あり。東京から800キロ以上離れた北の大地では、絶対的存在「北海道大学」を中心とした独自の教育市場が築かれている。各公立高校や中高一貫校が北大への合格実績を競い合う裏側では、塾もまたその実績を争い、さらにその“名門中学・高校”にいかに生徒を送り出せるかでも、熾烈なシェア争いが繰り広げられている。

「二強」を中心に、地元名門塾も一定の存在感

 我が国最北端の地は、「日本一外に出たがらない都道府県」との異名もあるほどに、道内で一つの教育経済圏が築かれている。

 その頂点に位置するのは、旧帝大の一つ、北海道大学にほかならない。もちろん道内から東京大学をはじめ首都圏への進学を志す層も一定数はいるが、他のエリアに比べその割合は小さい。ゆえに道内の高校についても、上位層の序列は“北大への進学実績”で決まる。札幌市内にある東・西・南・北のトップ4校を筆頭に、札幌旭丘、旭川東などの公立校、そして立命館慶祥や函館ラ・サール、医学部合格実績で突出する北嶺などの中高一貫の実力私立校などが続くが、「北大への合格人数が多い順」と言ってしまってもいいだろう。特に歴史的に絶大なブランド力を持つ札幌南は、公立トップ校の中でも頭一つ抜けている。

 なお上位校は基本的に札幌に集中している。先に挙げた旭川東や函館ラ・サールなど札幌市外の名門校も点在してはいるが、昨今は人口も教育市場も札幌に集約される傾向が著しくなっている。

 こうした学校事情を前提に、塾市場も札幌を中心として成り立っている。牽引するのは進学会と練成会のツートップだ。共に北海道を代表する塾であり、道内に多くの校舎を構える。

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