経済・ビジネス

【経営層必読】「会社は株主のもの」の妄信に落とし穴あり ダルトンvsフジテレビの事例から学ぶアクティビスト対応の「いろはの“い”」

2026年5月2日


<span>【経営層必読】「会社は株主のもの」の妄信に落とし穴あり ダルトンvsフジテレビの事例から学ぶアクティビスト対応の「いろはの“い”」</span>

 企業イメージは地に落ちていく一方で、なぜか株価は上がり続けているフジテレビ――。この現象が示唆する問題点にピンと来ない企業経営陣は要注意。昨今圧力の強まるアクティビストと対峙するには、「会社は株主のもの」という、半ば盲目的に信じられている前提から疑ってかかる必要がある。フジテレビの事例から学ぶ、会社を守るための“対アクティビスト”マニュアル。(鈴木賢一郎/IBコンサルティング代表取締役社長、『株式投資の基本はアクティビストに学べ プロの投資に便乗する「コバンザメ投資」の始め方・儲け方』著者)
※2025年7月11日に「デイリー新潮」の有料記事として配信されたものです。肩書等、全て当時の情報です。

 2025年6月29日に放送されたNHKスペシャル「“モノ言う株主”と日本企業 攻防の舞台裏」に、フジ・メディア・ホールディングス(フジMHD)に株主提案をしたダルトン・インベストメンツの最高投資責任者であるジェイミー・ローゼンワルド氏が登場し、こう強く語りました。

「会社は誰のものなのか? 会社は株主のものだ」

 私は2003年からアクティビスト対応・敵対的買収対応のアドバイスを上場会社にしていますが、一貫して「会社は株主のものではない」とアドバイスしています。こう言うと多くの上場会社の経営者はポカンとします。「え?会社って株主のものでしょ?」と。

 これは大きな誤解であり、多くの上場会社の経営者が患っている「会社は株主のものだ病」です。おそらく経営者は「株主は役員の選解任権を持っているぞ!いつでもクビにできるぞ!」ということを言われるからだと思いますが、私に言わせれば「だからなに?」程度の話なのです。……

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