政治

「スコットランド独立」の現実味(下)

2021年5月1日

スコットランド独立問題に強硬姿勢で臨んできたジョンソン政権だが、官邸では内紛が勃発し、国民の心はここにあらず――。お国の一大事に足並みがそろわないイギリス連合王国の存続意義が問われている。 

 

 5月6日に行われるスコットランド自治議会選では、独立と欧州連合(EU)加盟を掲げる現・自治政府与党スコットランド国民党(SNP)の過半数獲得が有力視されている。そうなれば、党首兼第一大臣(首相)のニコラ・スタージョンは、2014年以来となる住民投票の実施を求めるだろう。

 ただ、実際の独立までには多くの障害が立ちはだかっている。

常識を備えた政治家なら二の足を踏む

 北海油田が枯渇に近づき、際立った産業にも乏しいスコットランド経済に、明るい材料は多くない。……

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