ウクライナ南部オデッサ近郊のフォンタンカは、黒海に面した風光明媚な街である。その一角、ソ連時代のロシア人詩人の名を冠したマヤコフスキー通りは、さして注目されることもない住宅街の裏道だった。今年4月、その名称が変更されるまでは――。
「ボリス・ジョンソン通り」
ロシア軍の侵攻後の首都キーウを真っ先に訪問し、ウクライナへの武器供与の呼びかけ役を務めた英首相への恩を、ウクライナ人は忘れていない。7月には、オデッサ市がジョンソンに名誉市民の称号を授与すると公表した。
幅広く世論調査を展開する英国のアシュクロフト卿が6月28日に公表したウクライナ世論調査によると、政治家としての人気は、自国の大統領ウォロディミル・ゼレンスキーの93%に次いで、英首相ボリス・ジョンソンが90%の支持を得た。……