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Vol. 6

オウム真理教の謎 「麻原彰晃」はいかに「超高学歴信者」を心服させたのか

2026年5月1日


<span>オウム真理教の謎 「麻原彰晃」はいかに「超高学歴信者」を心服させたのか</span>
オウム真理教の教祖・麻原彰晃

 1989年の「坂本弁護士一家殺害事件」や、1995年の「地下鉄サリン事件」など、数々の凶悪犯罪を起こしたカルト組織「オウム真理教」。謎の1つとされるのが、教団内に東大や京大など一流大学に学んだ“超高学歴信者”が数多く存在したことだ。なぜ優秀な頭脳を持つ彼らが、終末論や神秘体験を掲げるカルトにのめり込んでしまったのか。「感覚遮断」というキーワードでそのメカニズムに迫った「週刊新潮」の特集記事を元に振り返る――。

※本稿は「週刊新潮」別冊【「輝ける20世紀」探訪(2016年刊行)】に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書は当時のものです。なお、麻原彰晃はオウム真理教の元幹部らとともに2018年に死刑が執行されている。

東大をはじめとする一流大学で学んだ超高学歴信者たち

 魚類から両生類、爬虫類、そして哺乳類。天才科学者は生命の進化のプロセスを遡り、その根源に迫ろうとした。自らの体を実験台とし、幻覚剤を飲んだ彼は、外部の環境から遮断されたタンクの中に身を投じる。やがてその肉体には、重大な異変が生じ……。

 1980年代に一部のSFファンから熱狂的な支持を得た米映画「アルタード・ステーツ/未知への挑戦』」。そこでは、人類の起源解明への好奇心に抗えず、「感覚遮断」という技法で危険な実験にのめりこんでいく研究者の姿が描かれた。

 この技法を実地で活用して多くの人心を惑わし、組織拡大を図ったのが、20世紀の最終末に日本に現れ、「坂本弁護士一家殺害事件」や「地下鉄サリン事件」など数々のテロ事件を実行した、オウム真理教の教祖、麻原彰晃(61/編集部註・2018年に死刑執行)である。……

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