※本稿は「週刊新潮」別冊【「輝ける20世紀」探訪(2016年刊行)】に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書は当時のものです。
在マニラ日本大使館からの衝撃的な知らせ
1973年11月、第四次中東戦争に端を発する「オイル・ショック」の影響で、「紙がなくなる」という噂が流れ、全国の店頭からきれいさっぱりトイレットペーパーが消えてしまった。
そんな折、フィリピンの在マニラ日本大使館から外務省に「ルバング島で小野田元少尉(当時52)らしき人物を発見した」との衝撃的なニュースが届いた。
まず、それまでの経緯を簡単に振り返っておく。……