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Vol. 3

「オウム死刑囚」13人の罪と罰 「井上・林・豊田・広瀬・横山」編

2026年5月1日


<span>「オウム死刑囚」13人の罪と罰 「井上・林・豊田・広瀬・横山」編</span>
地下鉄サリン事件(1995年3月)

 2018年7月6日、26日の2回に分けて死刑が執行された13人の「オウム死刑囚」。そのうち、地下鉄サリン事件に関わった5名は、サリン事件以外ではほとんどの凶悪事件との縁がなかったという。未曽有のテロ事件により13名の命を奪った彼らは、死刑執行までの日々をどのように過ごしたのだろうか。当時の「週刊新潮」の特集記事をもとに振り返る。

※本稿は「週刊新潮」2018年4月12日号に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書、年代表記等は当時のものです。

毎朝、靴音に怯える日々

 刑が確定して月日が経つに連れ、死刑囚たちは何より「耳」が鋭敏になるという。

 死刑が執行されるのは、大抵、午前中のこと。コツコツコツコツ……毎朝、刑務官の足音が廊下に響くと、彼らは、それが自らの房の前で止まるのではないか、と身を固くする。そして、足音が通り過ぎると、今日一日は命を永らえたとの安心感で虚脱するのだそうだ。東京拘置所の関係者が言う。

「実際に執行があると、その日の夜は大変です。夕方のニュースでそれを聞いた死刑囚たちが“バカヤロー!”“どうなってるんだ! ○○!”などと、法務大臣の名前を呼び、ドアを蹴ったり、暴れたりする。それは夜じゅう続きます。翌日も、担当官は死刑囚から次々と不安を打ち明けられて、数日間はてんてこ舞いになるんです」……

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