社会

平成の「インターネット・SNS事件史」

2026年5月1日


<span>平成の「インターネット・SNS事件史」</span>
使い方次第では命の危険と隣り合わせ(iJeab/shutterstock.com)

 今も絶えることのない、ネット犯罪やSNSを悪用した事件の数々。その先駆けは1993年に起きた逮捕事案だという。インターネット黎明期の「ドクター・キリコ事件」や「首吊り士」を名乗る男が起こした「座間9遺体事件」などはいまの時代にどう響くのか。「平成のインターネット・SNS事件史」を令和のいま振り返る。

※本稿は「週刊新潮」2019年10月24日号に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書、年代表記等は当時のものです。

「首吊り師」と名乗りSNSで自殺志願の女性を探して

 東大名誉教授の養老孟司氏は『遺言。』(新潮新書)にこう書いている。

〈いまでは若者は四六時中、スマホを見ている。その中にあるものはすべて同じものである。その意味は、放置しておけば、まったく変化しないもの、という意味である〉

 養老氏はこの本で「感覚」の大切さを説いているが、慧眼の持ち主には、それこそ「感覚的」に分かるのかもしれない。今やほとんどの人が肌身離さず持ち歩く「必携品」たるスマホの危険性が――。……

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