特集 > 経済・ビジネス

Vol. 5

“投資の神様”はこうして生まれた 元米証券マンが目撃した「歴史の現場」

2026年5月26日


<span>“投資の神様”はこうして生まれた 元米証券マンが目撃した「歴史の現場」</span>
1991年の公聴会で証言するバフェット氏(mark reinstein/shutterstock.com)

マネックス証券の専門役員・岡元兵八郎氏は日本でもっともウォーレン・バフェット氏と縁深い人物の1人である。岡元氏は1991年、米ソロモン・ブラザーズに勤めていた頃、バフェット氏も巻き込んだある歴史的な事件に遭遇した。投資の世界のみならず、世間にバフェットの名を轟かせる契機となったその出来事とは。そして彼が“投資の神様”と崇拝されるに至ったゆえんとは――。

地元・オマハで聞いたウォーレン・バフェットの人物像

 ウォーレン・バフェット氏は、2026年8月に96歳の誕生日を迎えます。そんなバフェット氏は、世界で最も名の知られた投資家と言ってよいでしょう。

 彼がアップル株に投資すれば、その一手は世界中でニュースになります。日本の商社株に投資すれば、世界の投資家が「なぜ日本なのか」とその意味を読み解こうとします。バフェット氏の投資判断は、単なる売買にとどまらず、市場へのメッセージとして受け止められ、マーケットにも影響を与えてきました。

 しかし、彼は単に世界的に有名な投資家というだけではありません。アメリカでは、ある種の「偉人」としても尊敬されています。偉人とは、自分の人生を超えて、他人の人生や時代の流れまで変える人のことです。その意味でバフェット氏は、「投資哲学と長期複利」の実践によって、世界中の投資家の考え方に影響を与えた人物だと私は考えています。

「投資の神様」と呼ばれるバフェット氏は、アメリカ中西部、ネブラスカ州オマハで生まれ、今もそこに住んでいます。そのため「オマハの賢人」とも呼ばれています。

 彼に関する本は、これまで100冊を超えるとも言われており、その生い立ち、投資手法、人生哲学は、世界中で広く知られています。しかし、実際にオマハへ行くと、本や記事だけでは分からない彼の人物像が見えてきます。

おすすめの記事

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

おすすめの動画

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

ニュースレターを購読する

新潮QUEは、「問う力」を養っていくためのサブスクリプションサービスです。

無料登録する