社会

「紙ストローでもふたはプラスチック」「未来のために今が犠牲に」 元京大教授が訴えるSDGsの「矛盾」と「危険性」とは

2026年5月1日


<span>「紙ストローでもふたはプラスチック」「未来のために今が犠牲に」 元京大教授が訴えるSDGsの「矛盾」と「危険性」とは</span>

 街を歩けばSDGs、テレビを観てもSDGs……。地球環境を守ろうというのは、まあ悪いことではないのであろう。しかし、いい大人はどこか引っ掛かりを覚えるはずだ。キレイゴトが跋扈(ばっこ)するこの世の中、何かおかしくないかと。「京大変人講座」の発起人としても知られる酒井敏氏が、SDGsが抱える矛盾と危険性を検証する。(酒井 敏/元「京大変人講座」教授・静岡県立大学副学長)

本音と建て前

 17色でキレイに彩られたSDGs(持続可能な開発目標)のピンバッジを胸に輝かせる――。無論、悪いことでも、とがめるべきことでもありません。しかし、私自身がバッジを着けろと言われたら丁重にお断りさせていただきます。

 現在、私は勤務している大学で副学長として「SDGs担当」を務めており、本当はこんなことを大きな声で言ってはいけないのかもしれません。それでも、やはりバッジの装着は遠慮させていただきたいと思います。

 SDGs、それはキレイゴトだからです。バッジを胸に着けることは、「私はいまキレイゴトを言っています!」と宣言しているに等しい気がしてならないのです。どうにもこうにも気恥ずかしくて堪(たま)らない。

 そう感じるのは私だけでしょうか?……

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