社会

【北朝鮮社会の「思考」を読み解く】北朝鮮社会を規制する「党の唯一的領導体系確立の10大原則」とは(2)「神格化」

2021年5月24日

建国当初からあった、北朝鮮内部の権力闘争。その終結後に登場したのは「金王朝」だった――。それをいかにして国民に刷り込んでいったのか。「10大原則」から読み解く。

「党の唯一的領導体系確立の10大原則」(以下「10大原則」)第2条は、北朝鮮が民主国家はもちろん社会主義国家でもない、カルト宗教に基づく国家だということを如実に語っている。

「神」よりも尊く崇高な存在

 2条の条文は次の通りである。

2.偉大なる金日成同志と金正日同志を、わが党と人民の永遠の首領として、主体の太陽として高く仰ぎ奉らなければならない。

偉大なる金日成同志と金正日同志を、我が党と人民の永遠の首領として、主体の太陽として高く仰ぎ奉ることは、首領様の子孫、将軍様の戦士、弟子たちの最も崇高な義務であり、偉大な首領様と将軍様を永遠に高く仰ぎ奉ることによってこそ、金日成民族、金正日朝鮮の無窮の繁栄がある。……

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