社会

陸上自衛隊「パワハラ陸将」が“幹部”教育機関のトップに 政界からも疑問視される“不可解人事”の理由とは

2026年5月2日


<span>陸上自衛隊「パワハラ陸将」が“幹部”教育機関のトップに 政界からも疑問視される“不可解人事”の理由とは</span>

 パワハラの話題には事欠かない自衛隊内でも「ハカイダー」とあだ名される陸将・戒田重雄(かいだ しげお)氏(56)の逸話はその苛烈さで頭一つ抜けている。戒田氏は精鋭中の精鋭「第1空挺団」の元団長で、当時からそのパワハラ気質は陸自内でも折り紙付き。そんな氏があろうことか“エリート教育機関”のトップに就いたというのだから、身内から疑義が呈されないはずもない。戒田氏の“不可解人事”の内幕と政界から上がる疑問の声を詳述する。

※本稿は「週刊新潮」2025年10月16日号の特集記事【陸上自衛隊の不可解人事 ニックネームはハカイダー “幹部”教育機関トップに出世したパワハラ陸将】の一部を再編集したものです。

 JR恵比寿駅から徒歩10分の場所にある、防衛省目黒地区。「艦艇装備研究所」や陸海空自の教育機関など、自衛隊の重要施設が置かれている。

 なかでも、2018年に陸上自衛隊幹部学校と同研究本部を統合してできた「陸上自衛隊教育訓練研究本部」は、陸自のシンクタンクを自任する唯一無二の機関だ。

 防衛問題研究家の桜林美佐氏が言う。

「ウクライナ侵攻を見れば分かるとおり、AIやドローンの登場で最新の戦術は目まぐるしく変化しています。装備や戦い方の研究をする機関と、幹部を育成する機関の連携が取れないと、あっという間に時代に取り残されてしまう。そのため両者を合併し、さらには同盟国や民間とも技術や情報を共有する目的でつくられたのが、教育訓練研究本部です。同本部には幹部自衛官がさらなる上級ポストに進むためのカリキュラムも用意されています」……

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