経済・ビジネス

利上げに一喜一憂の米国市場、それでもドルにしがみつく世界――2023年もしぶといドル高

2022年12月9日


<span>利上げに一喜一憂の米国市場、それでもドルにしがみつく世界――2023年もしぶといドル高</span>

米国の利上げ打ち止め観測でドル・円相場は右往左往。だが、パウエルFRB議長が市場に送り続けるメッセージは「インフレ退治」で変わらない。金融引き締めの副作用による景気底割れ懸念は燻るが、それでもコロナ・バブルの崩壊がなければ、経済の自力で他国に勝る米国に世界のマネーは流れ込む。

 米国はいつまで利上げを続け、どこまで利上げするつもりなのか。米連邦準備理事会(FRB)と金融市場関係者の間で綱引きが続いている。FRBがちょっと隙をみせると、市場は利上げ打ち止めの観測をはやし立て、FRBが水をかける。その光景はいたずらネズミのジェリーと家猫のトムの追いかけっこのようだ。2023年にはどうなるか。

▼円相場は現水準から7%余り上昇する可能性…バークレイズと野村ホールディングス

▼適正相場は現在より30%以上の円高の1ドル=100円未満…フォントベル・アセット・マネジメント

   米通信社ブルームバーグは、来年にかけて金融機関の円高見通しが増えてきたという。ステート・ストリート・グローバル・マーケッツも、米国の積極的利上げへの懸念の後退で円が急反発すると予想し、ティー・ロウ・プライスも、日銀が今よりもタカ派的(インフレ退治に積極的)になることで円が上昇する余地があるとの見方を示す。結果は明けてのお楽しみ。……

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