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Vol. 6

近来の大型恋愛と囃される若尾文子さんと黒川紀章氏【プレイバック「週刊新潮」が報じた事件戦後史】

2026年5月1日


<span>近来の大型恋愛と囃される若尾文子さんと黒川紀章氏【プレイバック「週刊新潮」が報じた事件戦後史】</span>
1984年3月に結婚を発表した黒川氏と若尾氏

 世間を賑わす「大事件」について、詳しく取材を進めていくと、時に世の常識では測ることのできない、人間の「本質」が浮かび上がることがある――。1984年3月、建築家・黒川紀章氏と女優・若尾文子氏が結婚を発表。メディアはこの話題で持ち切りとなり、嫉妬や嫌がらせから黒川氏に「脅迫状」が届く事態にまで発展した。そこからさかのぼること7年、「週刊新潮」は既に2人のロマンスを掴んでいた。妻子ある黒川氏は交際こそ否定するものの、記者に対し“のろけ”とも取れる言葉を発することも。当時の特集記事をもとに、2人の「大恋愛」を振り返る――。

※本稿は『あのスキャンダルの裏側――「週刊新潮」が報じた事件戦後史』の一部を抜粋/編集したものです。「週刊新潮」1977年10月6日号に掲載された特集が元となっており、プライバシーへの配慮から一部は匿名となっています。また、年齢や肩書は当時のものです。

若尾さんの住むマンションで目撃された「アストンマーチン」

 久方ぶりの大型恋愛ロマンスなのだそうである。いや、ひそかにそうもてはやされている。ヒーローは黒川紀章氏。日本を代表する建築家だが、むしろ一般には、NHKの解説委員や中央教育審議会のメンバーとしても知られる。ヒロインの若尾文子さんについては、断るまでもない。芸能生活二十五年のベテラン大女優だ。いずれもすでに四十を越した、それこそ「不惑の世代」に属する。ヒーローには妻子もある。しかし、二人が「熱情のキューピッド」に身をゆだねて以来、もう一年もたってしまった……。

 三田の慶応義塾の裏側は、かなりの高台になっていて、昔は東京のお屋敷町の一つに数えられていたが、いまは高級マンションが林立するエキゾチックな住宅街に変貌してしまった。若尾文子さんの住むマンションもその一角にある。

 もともと若尾さんは、西小山(品川区)のほうにも立派な家を持っているのだが、こちらのマンションは、一種のセカンドハウス。もっとも、最近は生活の主体をすっかりこのマンションに移したようにも見える。が、それはともかく、いつのころからか、彼女のマンションのモータープールに、日本ではめずらしい、黒の「アストンマーチン』(イギリス製)が、駐車するようになった。……

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