カルチャー

生涯独身を貫いた原節子の秘められた恋

2026年5月1日


<span>生涯独身を貫いた原節子の秘められた恋</span>
原節子さん(1956年)

 1930年代から60年代にかけて燦然と輝いた女優、原節子。42歳での引退後は鎌倉で隠居生活を送り、2015年9月5日に95歳で死去するまで独身を貫いた。醜聞ひとつ残さなかった「永遠の処女」とも呼ばれるが、本当に恋の話はなかったのだろうか。そして、結婚話が噂になった小津安二郎監督との仲の真相は――。

 ※本稿は「週刊新潮」2004年12月30日/2005年1月6日号に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書は当時のものです。

姉2人は振袖姿で通学

 原節子の本名は会田昌江。大正9年6月17日、横浜市保土ヶ谷区で、二男五女の7人きょうだいの末っ子として生まれた。

「昌江ちゃんのお父さんは顔の彫りの深い人でした」とは彼女の幼友達。「もともとは、東京・日本橋の商家の出だったと聞いています」

 父・藤之助氏は日本橋区米沢町(現在の中央区東日本橋)の出身で、明治44年に保土ヶ谷区に移り住んだ。……

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