カルチャー

世界を震撼させたポール・マッカートニー「成田で大麻逮捕」

2026年5月1日


<span>世界を震撼させたポール・マッカートニー「成田で大麻逮捕」</span>
逮捕され中目黒署に移送されるポール・マッカートニー氏(1980年1月17日)

 2026年6月に84歳を迎える英国のミュージシャン、ポール・マッカートニー。2022年から2年間にわたるツアーや、ライヴ・ドキュメンタリー映画など、近年も新たな話題を提供し続けている。そんなポールだが、実は1975年には日本側にビザ発給を拒否され、1980年には成田で現行犯逮捕された過去がある。どちらも薬物に絡んだ出来事で、特に逮捕は世界的なニュースにもなった。いまや生きる伝説となった大物ミュージシャンの「逮捕現場」について、当時の麻薬捜査官や関係者たちが振り返る。

 ※本稿は「週刊新潮」2005年1月27日号に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書、年代表記等は当時のものです。

来日2日前に情報が入っていた

 当時、厚生労働省の「関東信越地区麻薬取締官事務所」があったのは東京・中目黒。1980年1月16日、同事務所の横浜分室に勤務していた小林潔氏(62)は応援要請の呼び出しを受け、中目黒の事務所へ向かった。

「応援というのは、この日、日本公演のために成田空港に到着するポール・マッカートニーを逮捕し、所要の調査をすることでした」

 と、麻薬取締部捜査1課長を最後に退官した小林氏が、当時を振り返って言う。……

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