待望の小学生向け全日制モンテッソーリスクールに、遠方からの移住者も
「モンテッソーリ教育」とは、イタリア初の女性医学博士で教育者のマリア・モンテッソーリが提唱した教育法である。子どもたちに備わっている「自ら学び成長する力」を伸ばすための環境の整備や自発的な活動のサポートを基本とするのが特徴で、その教育現場では異年齢の子ども同士が教え合ったり、経験のある子どもが自然に学びをリードしていく姿が見られる。近年では将棋棋士の藤井聡太氏、Google創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、Amazon創業者のジェフ・ベゾス、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、そしてイーロン・マスクらが受けていた教育としても注目されている。
ただ、日本では現在、モンテッソーリ教育が認知・導入されているのは主に幼児教育(0〜6歳)の分野に限られており、幼児期にモンテッソーリ教育を受けてきた子どもも、小学校入学と同時に一般的な教育システムに移行せざるを得ないケースがほとんど。希望者は放課後や休日に短時間、モンテッソーリ教育の教室などに通う他ない。
こうした中、長年にわたりモンテッソーリ教育の実践・普及に取り組んできたあべようこ氏が「ないなら自分でつくろう」とクラウドファンディングに挑戦、多くの賛同者から資金を集め、ついに小学生のための全日制の「あきる野モンテッソーリスクール」の開校にこぎつけた。いわゆる「フリースクール」(※)に位置付けられる教育機関で、あきる野市と立川市で認可保育園を営む社会福祉法人 和(やわらぎ)の会が運営母体となっている。……