リアルとバーチャルをつなぐ「メタバース」
世界中で人気が勢いを増しているK-POP。日本のファンにとっては距離の近さが一つの魅力であったが、コロナ禍で往来が不可能になってもダメージを感じさせないコンテンツ量の多さと、オンラインイベントを即座に開始するフットワークの軽さなどが功を奏している。
常に最新トレンドを追い求めてきたK-POP業界だが、最近はバーチャル空間と現実世界がリンクするコンテンツが目立つようになってきた。
AR(拡張現実)やVR(仮想現実) 技術を駆使したオンラインライブが開催されたり、バーチャル空間上でファンとアーティストがコミュニケーションを取ったりと、一種の「メタバース」を感じることが増えていった。
「メタバース」とは超越や仮想を意味する「メタ(Meta)」と現実の世界を意味する「ユニバース(Universe)」の合成語で、現実を超越した仮想の世界を指す。昨年は米エピックゲームズが配信している「フォートナイト(Fortnite)」のゲーム空間で、アメリカの人気ラッパーであるトラヴィス・スコットがライブを開催したり、任天堂のゲーム「あつまれ どうぶつの森」(通称:あつ森)では人気ブランドの洋服が「あつ森」上のアイテムとして登場したり、実在の美術館が参加したりと、現実の存在に別次元でも出会う機会が増えたのではないだろうか。こういった展開において鍵となるのが「IP(知的財産)ビジネス」である。……