カルチャー

水中考古学者、ミクロネシアの浅瀬でゼロ戦に出会う

2021年9月2日


<span>水中考古学者、ミクロネシアの浅瀬でゼロ戦に出会う</span>
ミクロネシアの青い海の底に今も眠る「ゼロ戦」 ©山舩晃太郎

海底や川底などに沈んだ遺跡や沈没船などといった水中文化遺産を扱う「水中考古学」。日本ではまだ数少ない水中考古学者が海の底で出会った「ゼロ戦」が教えてくれたこととは。

 日本、サイパン、グアム、ミクロネシア連邦、そしてオーストラリア――。

 近年これらの国々で重要視されている研究対象がある。太平洋戦争で沈んだ船舶や航空機といった水中戦争遺跡だ。2045年には戦後100年を迎える。それまでに水中戦争遺跡の保護をしよう、と太平洋各地で様々なプロジェクトが立ち上がっているのだ。

  世界の海で船の発掘・研究を行う水中考古学者、山舩晃太郎氏が太平洋の島国・ミクロネシア連邦で経験したプロジェクトについて、初著書『沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う』より一部抜粋・再構成してお届けする。

 

チューク諸島と日本の歴史

 ミクロネシアとは、グアムやサイパンがあるマリアナ諸島、ギルバート諸島、マーシャル諸島、そしてパラオやカロリン諸島といった国や地域の総称である。……

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