人間は本格的にAI搭載ロボットとの共生を考える時期に入っている。業務にどう活用するか、というレベルの話ではない。文字通りの「伴侶」として共同生活を送る未来はそう遠くないかもしれない。
英国キングス・カレッジのデジタル人文学部のケイト・デヴリン準教授がAIやロボットと人間の間で構築される関係について幅広く論じた『ヒトは生成AIとセックスできるか』について、米TIME誌「AI領域でもっとも影響力のある100人」に選出された作家・コミック原作者のRootport氏によるレビューをお届けする。
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本書『ヒトは生成AIとセックスできるか』が版元から届いた日、深く考えずに書評を引き受けたことを後悔しました。というのも、ヒトは生成AIとセックスできないからです。後述しますが、生成AIは統計的な計算を行うソフトウェアにすぎません。大雑把に言えば、本書の邦題は「ヒトはExcelとセックスできるか?」と問うているようなものです。フェミニストの中でも技術に無理解な人が怒りをぶちまけているような内容だったらどうしよう、批評文など書きようがないぞ……と戦々恐々としながらページをめくりました。……