筆者は世界の政治ジョークの収集を趣味にしており、月刊誌時代の『フォーサイト』に「カレント・アネクドーツ」というコラムを10年近く連載させてもらった。現在は、拓殖大学海外事情研究所が発行する国際問題専門誌『海外事情』で「世界最新アネクドート」というコラムを担当しており、最近、最新の作品を集め、『ジョークで読む世界ウラ事情』(日経プレミアシリーズ)と題して出版した。
政治や社会の矛盾や不自由を揶揄し、毒を盛り込んで笑いを取る手法は、日本では川柳というジャンルが発達しており、政治ジョークはまだまだ後発だ。しかし、米国やロシアでは、傑作な政治ジョークが作られ、インターネットやSNSで拡散している。
特にこの1年は、世界を震撼させた新型コロナウイルスをめぐるネタが多かった。世界で1億7000万人の感染者、370万人の死者を出した新型コロナをジョークのネタにするのは不謹慎ながら、ステイホームを強いられ、欲求不満が高まる多くの人々はジョークで憂さを晴らしており、新作が次々にアップされている。
ここでは、日本人が必ず笑える米露のコロナ・ジョークをピックアップしてみた。……