カルチャー

東京オリンピックから振り返る世界と日本(上)

2021年10月22日


<span>東京オリンピックから振り返る世界と日本(上)</span>

さまざまな話題を振りまいて終了した東京オリンピック・パラリンピック。ここに集った選手や訪問したVIPを通して、国際政治の現実や希望、そして日本人の貢献が見えてくる。

 私はスポーツが好きだ。自分でできるスポーツは限られているし、それもさほどうまくはない。しかし見るのは何でも好きで、今回のオリンピックにも大いに興奮し、楽しんだ。

 それゆえ、私は競技そのものに興味があって、開会式や閉会式にはあまり興味がない。しかし今回は国際協力機構(JICA)の理事長という職責上、興味を持って見ていた。

開会式から垣間見えた国際政治

 一番関心を持っていたのは、南スーダンである。

 前にも書いたことだが、南スーダンは長い独立運動の末、2011年にスーダンから独立したが、国内で部族対立が絶えなかった。そこで、国民の一体感を強めるために、全国スポーツ大会をやったらどうだろうと考えて、JICAが協力して、2016年1月、日本の国民体育大会のようなものを、「National Unity Day(NUD)」という名前で実施した。……

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