社会

元総理射殺犯・山上徹也 自殺の連鎖を生んだ「山上家」の履歴

2026年5月1日


<span>元総理射殺犯・山上徹也 自殺の連鎖を生んだ「山上家」の履歴</span>
高校時代の山上徹也

 元宰相を亡き者にした凶弾。それが、参院選の演説中に放たれるまでには、紆余曲折の不幸の連鎖があった。母のネグレクトに破産、父と兄の自殺、そして訪れた家族の断絶――。以下は、安倍晋三元総理と統一教会を歪んだ憎悪で同一視した山上哲也被告(45)、その全履歴である。

※本稿は「週刊新潮」2022年7月21日号に掲載された特集を元に再構成したものです。また、年齢や肩書、年代表記等は当時のものです。

普通に行けば交差しなかった二人の人生

「ママ―、ママー」

 華やかなりしバブル景気を迎える直前、1980年代前半のことである。東大阪市にある住宅街の一角で泣き叫ぶ赤ん坊の姿があった。

 母親は宗教にのめりこみ、外出したまま帰らない。自宅前の路上で一人彷徨うその男の子は、久しく替えられていないのか、おしっことうんちの重みでおむつが大きく垂れ下がり、下半身が丸見えになってしまっていた。……

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