※本稿は週刊新潮2025年12月4日号の特集記事【米国のチャットGPT利用者が自殺で裁判沙汰 専門家に聞いた生成AIの“闇”】の一部を再編集したものです。
訴訟を起こされたオープンAI社
「息子はまさにオープンAIの完璧なモルモットでした……彼らによって多くの命が破壊される気がしてなりません」
今年7月に拳銃自殺したテキサス州のゼイン・シャンブリン氏(23)(当時)の母親は、米テレビ局の取材に対してこう語った。彼女が憤りを露わにする「オープンAI」とは、対話型AI(人工知能)「ChatGPT」の開発元企業のこと。
まるで人間と話しているかと錯覚するほどのやり取りが可能なChatGPTは、簡単な指示でプログラミングや資料の収集、小説の執筆、画像の作成まで幅広くこなす。同社から2022年11月にリリースされると、2カ月で利用者が1億人を突破し、こうした独自のコンテンツを作成可能な「生成AI」の代名詞的存在となった。……