社会

自殺した米国人青年は何故「ChatGPT」を“友人”と誤認したのか

2026年5月11日


<span>自殺した米国人青年は何故「ChatGPT」を“友人”と誤認したのか</span>
自殺した青年は死の直前までChatGPTと会話していた 写真:Teacher Photo/shutterstock.com

 AIブームの火付け役となった「ChatGPT」の登場から早3年。仕事でAIを活用しているという話も今や珍しくないのだが、そんな“未来の技術”があろうことか自殺の原因とされ、裁判沙汰に発展している。21世紀の産業革命、その負の側面を徹底解説する。

※本稿は週刊新潮2025年12月4日号の特集記事【米国のチャットGPT利用者が自殺で裁判沙汰 専門家に聞いた生成AIの“闇”】の一部を再編集したものです。

訴訟を起こされたオープンAI社

「息子はまさにオープンAIの完璧なモルモットでした……彼らによって多くの命が破壊される気がしてなりません」

 今年7月に拳銃自殺したテキサス州のゼイン・シャンブリン氏(23)(当時)の母親は、米テレビ局の取材に対してこう語った。彼女が憤りを露わにする「オープンAI」とは、対話型AI(人工知能)「ChatGPT」の開発元企業のこと。

 まるで人間と話しているかと錯覚するほどのやり取りが可能なChatGPTは、簡単な指示でプログラミングや資料の収集、小説の執筆、画像の作成まで幅広くこなす。同社から2022年11月にリリースされると、2カ月で利用者が1億人を突破し、こうした独自のコンテンツを作成可能な「生成AI」の代名詞的存在となった。……

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