人間の体は水でできている。実際、年代や性別によって多少の差はあるが、成人男性は体重の6割、成人女性でも実に5割近くが水分で占められているという。
口から取り込まれた水は、腸で吸収され血液や体液となって体の中を巡った後、腎臓から体外へと排出される。まさに生命維持に欠かせない命の源だが、とみに最近、日本の水に、発がん性物質PFASが水道の暫定目標値を超える濃度で含まれていることが次々と発覚。各地で動揺が広がっている。
PFASとは、1万種以上あるとされる有機フッ素化合物の総称で、自然界にはほとんど存在せず分解されにくい性質のため「永遠の化学物質」とも呼ばれている。
腎臓からも排出されづらく、ゆえに一度でもヒトの体内に入れば、臓器などに蓄積してしまう。仮にPFASの摂取を完全にやめても、体に取り込まれた量の95%を排出するのに、約40年もの時間がかかるという試算もあるほどだ。……