3月27日付は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が新型の無人ドローンの性能実験を指導したことを伝えた。「多様な戦術攻撃任務の遂行に利用できる自爆無人機の打撃能力が余すところなく発揮された」という。金正恩は無人装備とAI技術分野は「最優先で重視して発展させるべき」であるとして、中長期的に強力に推進することが重要だと述べた。
同行者としては、朝鮮労働党中央委員会の朴正天(パク・ジョンチョン)書記、趙春龍(チョ・チュンニョン)書記、李柄哲(リ・ビョンチョル)軍需政策担当総顧問、キム・ヨンファン国防科学院院長の名が紹介された。このうち、李柄哲の肩書きは初めて確認されたもので、党中央軍事委員会副委員長の職を勇退し、名誉職をあてがわれたものと考えられる。
「顧問」は外務省など各所で見られる肩書きだが、「総顧問」の例は多くない。朝鮮人民軍総参謀長、国防委員会副委員長、人民武力部長などを歴任した金永春(キム・ヨンチュン)が2018年8月に死去した際、2014年4月に人民武力省総顧問に就任していたことが公表されたのが初出である。その後、玄哲海(ヒョン・チョレ)が2014年9月に人民武力部総顧問(のちに国防省総顧問)に就任していたことのほか、昨年4月には黄炳瑞(ファン・ビョンソ)が国防省総顧問になっていることも明らかにされた。
28日付の1面トップは、『金日成(キム・イルソン)全集(増補版)』(朝鮮労働党出版社)の第33巻が出版されたことについての記事であった。1958年10月から1959年2月までに金日成首相(当時)が行ったとされる演説、談話、報告など51篇を収録したものである。金日成や金正日(キム・ジョンイル)の著作が単行本として出版される際には必ずこのような記事が掲載されるが、1面トップになるのは珍しい。特段の意味が付与されているというよりも、他に重要記事がなかったものと思われる。……