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金正恩・ショイグ会談、露クルスク州の復興に「北朝鮮工兵6000人派遣」で合意(2025年6月15日~6月21日)

2025年6月23日


<span>金正恩・ショイグ会談、露クルスク州の復興に「北朝鮮工兵6000人派遣」で合意(2025年6月15日~6月21日)</span>
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ロシアのショイグ安保会議書記が3カ月で3回目となる訪朝で金正恩国務委員長と会談した。『労働新聞』は具体的な合意内容に触れていないが、ショイグはウクライナ軍に一部を占領されていた露西部クルスク州の復興のため、北朝鮮が工兵6000人を派遣すると発表。北朝鮮外務省の「日本研究所」が日本の戦争加害を批判する所長談話を出す一方、政権交代後の韓国についてはごくわずかな言及にとどまっている。【『労働新聞』注目記事を毎週解読】

 6月18日付は、ロシアのセルゲイ・ショイグ安全保障会議書記が17日に平壌(ピョンヤン)で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と会談したことを伝えた。両者は今月4日に会談したばかりであり、ショイグの訪朝はこの3カ月で3回目となった。

 金正恩は、1年前に署名された包括的戦略パートナシップ条約の「範囲内」での協力内容を確定し、「必要な協力案を具体的に討議」したと報じられた。会談では国際情勢、地域情勢など諸問題について幅広く意見交換され、「完全な見解一致」を見たという。金正恩がロシアの政策を「無条件で支持」し、条約の条項を誠実に履行していく確固不動の意志を表明したのもこれまで通りである。

 北朝鮮メディアは合意内容について具体的言及を避けているが、ショイグは、北朝鮮がクルスク州復興のために6000人の工兵を派遣することで合意したことなどを明らかにした。北朝鮮に対する見返りがいかなるものであるかは依然として不明である。

 16日付第6面には、「歴史を直視して過去を清算することは戦犯国日本の回避できない道義的責任であり国際法的義務である」と題する外務省日本研究所所長談話が掲載された。内容は「過去の侵略戦争」を断罪するものであり、「日帝が100万人あまりの朝鮮人を野獣のように虐殺し、840万人あまりの青壮年を強制的に拉致、連行して侵略の戦場と苦役場に駆り出し、20万人の女性を日本軍の性奴隷に転落させて花のような青春を無残に踏みにじった特大型の反人倫犯罪はそれこそ前代未聞」といった非難が展開された。戦後70年の「安倍談話」を批判する一方、石破茂総理については名指しせず「現日本首相」とだけ表記された。

 日本研究所は2016年に設立された外務省内の組織であり、車成日(チャ・ソンイル)第1アジア局副局長が所長を務めてきた。同局が日本と中国を、第2アジア局が東南アジア、南アジアのほか、モンゴルやオセアニア諸国を所掌している。……

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