「江原(カンウォン)道精神」を主題にした論説記事が連日掲載された。11月20日に江原道の淮陽(フェヤン)軍民発電所が竣工したことを称えるものである。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は竣工式での演説において、江原道の人々が安辺(アンビョン)青年第2号発電所や元山(ウォンサン)青年発電所、元山軍民発電所に続き、淮陽を含む6つの水力発電所建設に決起したことを高く評価し、「他の道に比べて人口も相対的に少なく、工業土台も弱い江原道が自力で完成させたのは実に大したものです」などと述べていた。6つの新発電所のうち最後に完成したのが淮陽である。
特に28日付は、第2面から第3面にかけて「偉大な江原道精神万歳!;栄光なるわれわれの時代を歴史に記録した江原道精神の創造者たちの英雄的闘争行路を伝える」と題した政論(政治論評)を掲載した。2ページ掲載というボリュームで政論が掲載されるのはきわめて異例である。董泰官(トン・テグヮン)氏、金哲(キム・チョル)氏、李龍敏(リ・リョンミン)氏の連名による執筆で、政論が「現地から電送」されたと附記されたのは初めてである。
「江原道精神」は、2016年12月に金正恩が元山軍民発電所を現地指導した際に、建設労働者の「自強力第一主義」を称えて用いて以来、たびたび使用されてきた。ちなみにこの「自強力」は2015年末から、「自強力第一主義」は2016年元日からそれぞれ使われるようになった用語で、ちょうど今年10月18日付の「政治用語解説」コーナーでも取り上げられたばかりである。そこでは、「自らの力と技術、資源に依拠して主体的力量を強化し、自らの前途を切り拓いていく革命精神」と定義されている。経済建設で最も評価されるのは、言うまでもなく自力更生だということである。
また、金正恩は26日に新義州(シニジュ)温室総合農場の建設現場を現地指導し、建設が「最適化、最良化の原則に基づいて実利的に行われ、特に道路建設と堤防永久化区域の景観造成など、膨大な面積の環境整備を高い質的水準で、地域固有の特色が生かされるようにうまく行った、本当に立派だ」と評価し、「不毛の地」と呼ばれていたこの地域が「大きな黄金の島に変貌した」と満足の意を表明したという。年明けに朝鮮労働党第9回党大会を控える中で、民生分野での成果が誇示されている。……