連載 > 政治

145.0

金正恩の娘が約3カ月ぶりに公の場に登場(2025年11月30日~12月6日)

2025年12月8日


<span>金正恩の娘が約3カ月ぶりに公の場に登場(2025年11月30日~12月6日)</span>
拡大画像表示

9月初旬、金正恩国務委員長は「中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利」80周年記念行事に参加するため訪中し、そこに娘を同行させて注目された。娘の動静はそれ以来報じられていなかったが、今回久々に公の場に姿を現した。【『労働新聞』注目記事を毎週解読】

 11月30日付は、朝鮮人民軍空軍創設80周年の記念行事が28日に葛麻(カルマ)飛行場で開催されたことについて第1面から4ページかけて大きく報じた。注目点はイベントの中身よりも、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の娘が約3カ月ぶりに登場したことである。彼女の動静が確認されたのは9月初旬の訪中以来であり、「尊敬するお子さまが同行された」との一文が記事に挿入されたのは、駐朝ロシア大使館への訪問を報じた5月10日付以来となった。

 12月5日付は、竣工を控えた複数の郡の地方工業工場に対する金正恩の「現地了解」について報じた。視察先は食品工場、縫製品工場、製紙工場、さらには文化厚生施設など多岐にわたっている。

 金正恩は、「地方工業革命」、すなわち「地方発展20×10政策」が開始されて2年の間に全国40の市・郡で工場が建設されたことについて、「人民の生活の質を抜本的に改善」するものである、とその重要性を再確認した。一方で、食品工場の建設で「建築設計と工程設計の不一致が生じた」「初期の図面と違い、不合理に変更され、再施工を余儀なくされた」といった問題点を指摘することも忘れなかった。

 また、「地方製品品評会」を毎年定期的に開催することによって、各工場が「競争的に発展」することが重要であるとも述べた。「社会主義競争運動」の一環である。8月12日付の政治用語解説コーナーで「社会主義競争運動」は、「大衆の革命的熱意と創造的積極性を喚起し、生産と建設で一大高揚を起こすための集団的革新運動」であると定義された。金日成(キム・イルソン)時代から続けられているが、特に近年は「量とスピードよりも質を優先させる気風を立てる」ことが重視されている。……

おすすめの記事

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

おすすめの動画

すべて見る
戻るボタン 次へボタン

ニュースレターを購読する

新潮QUEは、私たちが「問う力」を養っていくためのサブスクリプションサービスです。

無料登録する