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6年ぶり開催「平壌国際マラソン」が示す「脱・金日成」の進行(2025年4月6日~4月12日)

2025年4月14日


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平壌で6年ぶりに国際マラソン大会が開催されたが、大会名からは「太陽節」「万景台」といった金日成に関連する語句が除去されていた。【『労働新聞』注目記事を毎週解読】

 平壌(ピョンヤン)で6年ぶりに国際マラソン大会が開催された。4月6日付は、「4月の春の名節(祝日)」に際して開催される「第31回平壌国際マラソン競技大会」に参加するため、中国、ルーマニア、モロッコ、エチオピアの選手たちが訪朝したことを写真付きで伝えた。2019年4月に開催された前回大会までは、故・金日成(キム・イルソン)主席の誕生日である「太陽節」(4月15日)を記念した「万景台(マンギョンデ)賞国際マラソン競技大会」と称されてきたが、今回は「太陽節」のみならず、金日成の出生地である「万景台」の名称が大会名から除去された。

 大会の様子を伝えた7日付の記事では、フルマラソン、ハーフマラソン、10kmラン、5kmランが開催され、首都の街を走り抜けるランナーに声援を送る沿道市民の様子とともに、フルマラソンとハーフマラソンでは男女ともに北朝鮮選手が優勝したことが紹介された。記事は、「意義深い4月の春の名節の雰囲気を高め、わが人民と世界各国人民との親善と紐帯を強化することにおいて意義ある契機」であったと結んだ。前回大会の記事(2019年4月8日付)の末文は、「意義深い太陽節を人類共同の名節として盛大に慶祝し……」となっており、金日成誕生日の扱いが大きく変化したことを如実に示すものとなった。

 

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