6月30日付は、ロシアのオリガ・リュビモワ文化相が訪朝し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と会談のうえ、芸術公演をともに観覧したことを報じた。会談が行われたのは朝鮮労働党中央委員会の本部庁舎であるが、美しく整備された図書室のようなスペースは初公開と思われる。
ロシア側による公演と北朝鮮側の答礼公演の観覧には金正恩の娘も同席した。公演の様子を報じた朝鮮中央テレビは、ロシアへの派兵で犠牲となった北朝鮮兵のものと思われる、北朝鮮国旗で覆われた柩に金正恩が手を添える姿がスクリーンに映し出される様子を報じた。『労働新聞』は、「血で結ばれた戦闘的友誼と真の国際主義的義理は、勝利の歴史とともに永遠であるとの確信をもたらした公演」「両国人民の兄弟的友誼と親善の紐帯を正しく見せることで、貫禄ある芸術団体としての面貌をあますことなく誇示した公演」だったと評価した。
7月1日にオープンした元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区についての記事が連日のように掲載されている。例えば、3日付第1面では、「わが党が人民のために最もしてやりたかった宿願事業が眩い現実として広がった国宝級の海岸観光地」の様子が写真入りで報じられた。
4日付は2ページを割いて朝鮮中央通信社報道(3日付)を掲載し、同地区における観光開発の軌跡とその意義が整理された。金正恩が2018年の新年の辞で最短の期間で完工するよう命じたことや、党の指示に基づいて、白頭山(ペクトゥサン)建築研究院、平壌(ピョンヤン)都市設計研究所、平壌都市計画設計研究所、富強設計研究所、先進設計研究所、平壌建築大学建築設計研究所、江原道(カンウォンド)設計研究所が4万2000もの設計図を完成させたことなどが紹介された。大型リゾートの造成が国威発揚の一役を担い、最高指導者の権威付けに用いられていることを示すものである。