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最高人民会議で金正恩が演説「非核化は絶対にあり得ない」「トランプに良い思い出」(2025年9月21日~9月27日)

2025年9月29日


<span>最高人民会議で金正恩が演説「非核化は絶対にあり得ない」「トランプに良い思い出」(2025年9月21日~9月27日)</span>
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最高人民会議第14期第13回会議で演説を行った金正恩国務委員長は、非核化の可能性が皆無であることを再確認した。ただし、米国が北朝鮮の核保有を認めるのであれば対話は可能とし、トランプ米大統領個人へ秋波を送った。【『労働新聞』注目記事を毎週解読】

 9月20日、21日の両日、万寿台(マンスデ)議事堂で最高人民会議第14期第13回会議が開催された。1日目は、①穀物管理法を審議、採択することについて、②知的所有権法を審議、採択することについて、③都市経営法執行の検閲監督状況について、の3議題が扱われた。

 2日目は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が演説を行った。年末恒例の朝鮮労働党中央委員会全員会議が招集されるとの予告とともに、5カ年計画が「成功裏に完遂」されるとの見通しが示された。今年は金属、化学、電力、機械工業をはじめとする基幹工業部門と主要経済部門で成果があったほか、農業部門でも「安定的な作況が見込まれ、国家の穀物生産目標の達成が見通されている」と楽観的である。平壌(ピョンヤン)における5万世帯の住宅建設事業についても、「当初計画をはるかに凌駕して活力的に推進されている」とされた。

 また、元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区の完工や、三池淵(サムジヨン)観光地区、平壌総合病院の建設について触れ、「われわれ式の新文明を象徴し、わが国家の飛躍的前進を肌で感じさせる創造物が数多く打ち立てられている」と自己評価した。

 経済分野での成果が誇示されたうえで国防力強化に話題が移り、「秘密兵器を新たに保有し、われわれの軍事的力量をさらに急進的に跳躍させることに大いに寄与する国防科学研究の成果も少なからず収めました」と述べられた。金正恩による「秘密兵器」への言及が『労働新聞』で紹介されたのは初めてである。……

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