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革命伝統の象徴として継承される「金日成」(2023年4月9日~4月15日)

2023年4月17日

金日成の誕生日「太陽節」の扱いは北朝鮮の変化を知る有効な視座。ただし、13日のICBM発射との連動性を過剰に捉えるのは避けるべきだ。『労働新聞』注目記事を毎週解読

「火星砲18」の発射を指導した金正恩党総書記。愛娘の金ジュエさんも同行した(『わが民族同士』HPより)  

 4月15日の金日成(キム・イルソン)誕生日「太陽節」は、2月16日の金正日(キム・ジョンイル)誕生日「光明星節」と並んで「民族最大の名節」と位置付けられており、国中をあげて祝賀ムードが演出される。

 金正日時代、この日の『労働新聞』1面は、満面の笑みを浮かべる金日成の肖像画「太陽像」を掲載していたが、金正恩(キム・ジョンウン)時代に入ると全身写真を関連社説とともに載せるようになった。しかし、2017年以降はそれらがなくなり、せいぜい金日成の生家「万景台(マンギョンデ)」の写真だけである。先代の威光をそのまま活用しようとする戦略よりも、「革命伝統」を受け継ぐ象徴的な存在として金日成の様相は変化しつつある。……

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