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習近平への電報が1面トップに:中朝関係の改善は歴然(2025年10月12日~10月18日)

2025年10月20日


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朝鮮労働党創建80周年に際して中国の習近平から祝電が送られ、それに対する金正恩の答電が17日付『労働新聞』の1面トップに掲載された。昨年、1面トップに「習近平」の名が載ることは一度もなかった。今年は今回で2回目となる。【『労働新聞』注目記事を毎週解読】

 10月13日付は第1面から第2面上段で、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長がマスゲームを観覧したことについて報じた。大衆パレードなどの朝鮮労働党80周年祝賀行事に参加した人々とともに観覧し、彼らを慰労するためのものであった。

 続いて第2面中段では、錦繍山(クムスサン)太陽宮殿への訪問が報じられた。掲載写真には同行者が見当たらず、一人で参拝したようである。「党と国家の永久存立と勝利発展の万年礎石を打ち固めてくださった首領様と将軍様の革命業績は、社会主義朝鮮の弛みない強盛とともに永遠不滅である」といった金正恩の発言が紹介された。

 14日付第1面には、「われわれの運命の党」と題する政論(政治論評)が掲載された。執筆者の董泰官(トン・テグヮン)論説委員は、2015年10月8日の最高人民会議常任委員会政令によって金正日(キム・ジョンイル)勲章が授与された、論説委員長クラスの重鎮記者である。彼の手による政論が第1面に掲載されたのは、金正恩の指導力を称えた4月21日付の「不可抗力」以来である。

 今回の政論は、朝鮮労働党を「母」として神聖化するものであった。人間は運命に従うのではなく、党によって運命の主人になったのであり、人民はこの母なる党のために全てを捧げるべきだといった内容を情緒的に描いたものであった。……

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