今週もお疲れ様でした。各紙・誌とも1年を振り返る企画が充実する年の瀬、英エコノミスト誌が「今年の国2023」に選出したのはギリシャです。09年の財政赤字隠し発覚で欧州債務危機の発端にもなった同国は、19年に発足したミツォタキス政権による財政再建と親ビジネス路線で着実に成長軌道に乗っています。インフレによる物価上昇の影響もあり、生活が楽になったとも言いきれない状況ながら、ギリシャ国債の格付けが13年ぶりに投資適格級に復帰するなど「働かなくても食える国」からの脱皮は急ピッチ。世界各国で重要な選挙が続く24年、試練にさらされるであろう民主主義にとってギリシャは希望だという評価です。
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Which economy did best in 2023?【Economist/12月17日付】
英「エコノミスト」誌が毎年末に選出する「今年の国」と「今年の経済」の2023年版が発表された。
まず「今年の経済」番付を示した「最もうまくいった経済2023」(12月17日付)は、経済面でメジャーな35カ国を対象に5つの指標(インフレ率、インフレ変動幅、GDP[国内総生産]成長率、雇用増加率、株価上昇率)をもとにランク付けした結果を紹介。その上位は次のようになった。……